/美しさは、形を変えていく。
KOTOSpecial Interview
メイクアップアーティストとして雑誌や広告など幅広くご活躍されているKOTOさん。定概念を崩されるような、枠に縛られすぎずに人の魅力を最大限に引き出すメイク。そしてそれぞれのパーツによって異なるテクスチャーのバランス感覚はどこから培われたものなのか、お話を伺いました。...read more
クレイケアブランド“klarm”のブランドヒストリー vol.1
初めまして、klarm(クラーム)ファウンダーのkasumiです。
数多あるブランドの中からklarmを見つけてくださりありがとうございます。この記事では、klarmが大切に持っているアイデンティティや商品へのこだわり、クレイ自体の紹介をして参ります。
「結局クレイってどうして肌に良いの?」、「klarmってどんなブランド?」とお思いの方へ読んでいただきたい内容です。ご興味のある方はぜひ読み進めていただけますと幸いです。
ーー
klarmは、「かけた時間が、ワタシを愛した時間」というブランドコンセプトを元に、“自らと向き合い、肌を見つめなおす” ことを大切にしているクレイケアブランドです。
古来から人間や動物が治癒目的で使用していた「人類にとって最古の薬」といわれているクレイを使用し、商品展開を行なっています。
ファウンダーである私Kasumiは、幼少期の頃からアトピー性皮膚炎や数々のアレルギーに悩まされていました。家族で唯一私だけが発症し、幼いながら「人と肌の状態が違う」ことは大きなストレスでありコンプレックスで、いつも肌を隠しながら過ごしていました。
私のアトピーは主に顔まわり〜首、脇、腕、手、膝裏、頭皮に出る中等症程度の症候状態で、特に3、4歳頃に症状が悪化していきました。そんな私を近くで見ていた母がどうにか治してあげたいと、様々なことを施してくれました。その中で圧倒的に効果を表してくれたのが、そう、 “クレイ” でした。
ではそのクレイとは、なんなのか?
なぜ私のアトピー肌に作用してくれたのか?
アトピーはまだ未解消なことも多いので憶測な部分もございますが私なりに解説していきます。
クレイとは、2μ以下の粒子でできた粘土鉱物のことを指し、ミネラルの塊です。地球上に存在するクレイには様々な種類があり、山や海、湖、森など採取される場所も様々。地球のかけらです。各クレイが持つミネラルの含有量や種類、その比率によって肌への効能が変わります。
そして古来より、人間や動物が治癒目的で使用した「人類の最初の薬」だと言われています。
クレイは多孔質性が高く、本来人が持つ老廃物や毒素に「吸着」し「吸収」します。そしてその代わりにクレイがもつミネラルを(伴い、配合している美容成分を引き連れて)肌へ補填していきます。これを、イオン交換作用と呼びます。
粒子が細かければ細かいほど、イオン交換作用は高まり、klarmのクレイは0.001mm(1μ)と特に細かく、マグネシウムやカルシウム、ナトリウム、亜鉛などが豊富に含まれているという特徴があります。
アトピーの原因はまだ未解析な部分も多いですが、一般的に以下のような事柄が原因だと言われています。
・アレルギー発症
・ビタミン・ミネラルなどの栄養素不足
・アシルセラミドの減少
・亜鉛欠乏
・掻き傷から黄色ブドウ球菌が細菌感染
・ステロイドの副作用
私の肌へクレイが力を発揮してくれたのは、上記太文字で記載した項目だと認識しています。
少々肉付けして解説します。
乾燥肌や敏感肌、そしてアトピー性皮膚炎の方の皮内では、常にマグネシウムやカルシウムの不足が起こっており、クレイに豊富に含まれるマグネシウムで補正することで皮膚のバリア機能が改善すると言われています。そのマグネシウムをはじめとするミネラルは、なんと経口補給よりも経皮吸収(直接肌に塗る)の方が効率良く摂取することが可能という研究結果も出ています。よって、アトピーを持つ私にとって、クレイを水に溶かして肌へパックする方法はとても理にかなっている使用方法でした。
また、マグネシウムの含有量が高いクレイは、アシルセラミド(皮膚バリア形成に最も重要な、表皮にのみ存在するセラミド分子種)の合成産生能力を高める効能も持ち合わせており、皮膚のバリア機能を回復させると言われています。
そして、痒みに耐えられず掻きむしることによってバリア機構が破綻してしまった皮内は、黄色ブドウ球菌などの細菌感染が合併しており病態を悪化させてしまうことも多く、除菌も非常に重要になってきます。
この除菌(=正しく優しくしっかり落とす)という部分も、クレイのイオン交換作用が担ってくれたおかげで私の肌はぐんと回復へと近づきました。
その「肌が変わる」という感動的な原体験を持っている私は、肌悩みと伴走できるエステティシャンの道に進みます。毎日お客様のお肌を診させていただく中で、年々アレルギーやアトピーでお悩みの方が増えていることや、肌悩みの深刻化に危機感を覚えていました。そして同時に、私の肌を救ってくれたクレイケアをご存知ではない方が多いことにも疑問を抱いていました。
私の肌を救ってくれたクレイを、正しい方法で伝えたい。そう決意した私は、2021年にクレイケアブランドklarmを設立いたしました。
2024年現在の商品展開は以下3点です。
肌本来の自然治癒力を高めることと、即効性が両立している「落とす」ことに着目した商品展開です。クレイは、上記でも述べた通り、「過不足なく落とす」ことが大得意。
クレイの得意分野を活かし、これからさらに商品展開していきます。
脈々と受け継がれてきた大地からのめぐみであるクレイが、現代を生きる私たちの美しさを引き立たせてくれると、私は信じています。
瓶から取り出して、水を加える。
石鹸を包み、泡を立てる。
テクスチャの変化を指先で感じるように、ケアする。
そんな“ひと手間”をお客様に加えていただくことで完成するklarmのクレイケアは、時代の流れに逆らったアナログなプロダクトかもしれません。
しかし、この忙しない現代社会を生きるワタシたちだからこそ、1日の中でふと一息つける時間が大事なのではないかと我々は考えています。その時間のきっかけとなり、肌のお守りのように一人一人の肌に寄り添える存在になれたら、これ以上嬉しいことはありません。
klarmは、肌と向き合う全ての人へ、クレイケアを通じて自らの美しさを認識する喜びをお届けします。
Share with
KOTOSpecial Interview
メイクアップアーティストとして雑誌や広告など幅広くご活躍されているKOTOさん。定概念を崩されるような、枠に縛られすぎずに人の魅力を最大限に引き出すメイク。そしてそれぞれのパーツによって異なるテクスチャーのバランス感覚はどこから培われたものなのか、お話を伺いました。...read more
Special Interview
クレイケアブランド“klarm”のブランドヒストリー vol.1...read more
Queenie ChanSpecial Interview
お呼びしたゲストとklarm founder KASUMIが、対談を通じて普段はあまり語られないものづくりへの想いやバックグラウンドなどをお届けしていきます。今回のゲストは、香港を拠点に制作活動を行うQueenie Chan(クウィーニー・チャン)。...read more
一手間によって生まれる静かなひと時が、深く自分と向き合わせてくれる。
自分の肌をあるがままに愛し、労り、向き合う時間。
クレイケアという選択肢によって出会える、新たな肌への可能性を。